Introduction


Reference

名称 特徴
リレーショナルデータベース 関係データベース。二次元のテーブルを持つ。テーブルには主キーが必ずひとつあり、レコードの重複は許さない。データの独立性と、どんなユーザーに対しても同一のアクセスインターフェースを提供できるのが利点。
テーブル データを表形式で格納。
ロウ(row) テーブルの列(縦)。
カラム(column) テーブルの行(横)。
SQL[ステートメント] SQL 言語のこと。SQL Server では Transact-SQL という。「しーくぅぇる」と発音する。クエリと類義語。
ビュー 一個以上のテーブルから取得した SELECT 情報。
ストアドプロシージャ あらかじめ作成したクエリの集まり。
トリガー テーブルデータの更新(INSERT、UPDATE、DELETE)が行われたときに自動的に実行されるクエリの集まり。
ロール ユーザーをまとめたグループのこと。Windows の Global Group や Local Group にあたる。
コミット 実行した処理(トランザクション)をトランザクションログに反映します。
ロールバック 実行した処理(トランザクション)を無効にします。
ロールフォワード 障害などが発生したときにトランザクションログからディスクへ復旧します。
トランザクションログ ジャーナルファイルとも呼ばれます。実行されたトランザクションを保持しています。

 

Edition

SQL Server 7.0 SQL Server 2000 特徴
Enterprise Edition Enterprise Edition 4CPU。MSCS。ログ配布。Analysis Service の拡張。
Standard Edition Standard Edition 多くの機能をサポートしているが、Internet 公開用には向いていません。
Desktop Edition Personal Edition モバイル環境用です。
  Enterprise Evaluation Enterprise と同じだが、120 日の期限がある。評価版。
  Developer Enterprise と同じだが、開発や試験システムにのみ使用許諾が与えられています。
  Windows CE Windows CE 用。

 

Installation

インストール時に必要とされる設定項目などです。

Environment

SQL Server 7.0 必要環境
Enterprise Edition Windows NT 4.0 Enterprise Edition SP4 + IE4.01 SP1 / Windows 2000 Advanced Server
Standard Edition Windows NT 4.0 Enterprise Edition/Server SP4 + IE4.01 SP1 / Windows 2000 Advanced Server/Server
Desktop Edition Windows 95/98/NT Workstation/NT Server/NT Enterprise Edition/Windows 2000

 

SQL Server 2000 必要環境
Enterprise Edition Windows NT 4.0 Enterprise Edition/Server SP5 + IE5 / Windows 2000 Advanced Server/Server
Standard Edition Windows NT 4.0 Enterprise Edition/Server SP5 + IE5 / Windows 2000 Advanced Server/Server
Personal Edition Windows 98/Me/NT Workstation/NT Server/NT Enterprise Edition/Windows 2000(NT には SP5 が必要。各 OS IE5 以降が必要)

License

SQL Server 7.0 SQL Server 2000 特徴
接続クライアント数 接続クライアント数  
同時接続ユーザー数    
インターネットコネクタライセンス   無制限アクセスが可能
  プロセッサライセンス サーバーの CPU 数で購入。無制限アクセスが可能。

 

Certification

認証モード 特徴
Windows 認証 ログオンしているドメイン(ローカル)アカウントで SQL へログオン。SQL 2000 のデフォルト。
混合認証 Windows 認証、または、SQL Server に設定されてる専用ユーザー(sa など)で認証が可能。SQL 7.0 のデフォルト。

 

Install Mode

インストールモード 概要
標準インストール ローカルコンピュータ上に GUI 上で手動でインストールを行います。
自動インストール 自動インストールを行います。
リモートインストール リモートコンピュータ上にインストールします。

 

Install Option

オプション名 概要
新規インスタンスの作成 新しいデータベースを作成します。
既存のインスタンスにコンポーネントの追加 作成されているデータベースにコンポーネントを追加します。
詳細設定オプション ・自動インストール(ISS)の記録 : 自動インストール用の設定ファイルを作成できます。
・レジストリの再構築。

 

Install Components

インストール後に作成されるユーティリティです。

ユーティリティ名 概要
Books Online ヘルプ。
Enterprise Manager GUI 管理ツール。
IIS での XML サポート XML 作成支援。
クエリアナライザ SQL ステートメントを実行できます。
クライアントネットワークユーティリティ クライアントとしてのネットワーク環境を設定します。
サーバーネットワークユーティリティ サーバーのネットワーク環境を設定します。
サービスマネージャ 各種サービスの停止と開始を行います。
データのインポート データベースをインポートします。
プロファイラ データベースアクセスを分析を行います。netmon のようなイメージです。SQL 6.5 ではトレースと呼ばれています。

 

Service

サービス名 概要
MSSQLService SQL Server 本体のサービスです。ローカルアカウントでも可能ですが、ネットワークを利用した機能(レプリケーションなど)が使用できなくなるので、ドメインアカウントの方が好ましい です。SQL Mail のプロファイル用アカウントになります。
SQLServerAgent [警告][オペレータ][ジョブ]を動作させる専用のサービスアカウントです。SQLAgentMail のプロファイルアカウントにもなります。
MS DTC (Microsoft Distributed Transaction Coordinator) 分散トランザクションにて 2 フェースコミットを提供します。
Microsoft Search フルテキストサーチエンジンです。

 

Data Base

SQL Server インストール後にデフォルトで設定されているデータベースです。

DB 名 特徴
master ユーザーアカウント、環境設定、システムエラーメッセージなど SQL Server の中心となるデータベース。Windows のレジストリに近い位置づけ。
model 新規に作成されるデータベースの元になるデータベース。
tempdb 一時テーブルおよび、一時的な作業領域。
msdb スケジュール、ジョブヒストリの記憶領域。
distribution レプリケーションを設定したときのみ作成される。
pubs 学習用。
northwind 学習用。

 

System Table

sys で始まるテーブルです。SQL システム使用する情報が格納されています。

テーブル名 特徴
syslogins ログインアカウント情報
sysmessages システムエラーメッセージ
sysdatabases SQL Server 上に作成されたデータベース情報
sysusers 各データベースのユーザー、グループ、ロールの情報
sysobjects 各データベースのテーブル、ストアドプロシージャなどのオブジェクト情報
syslogins SQL Server ログインアカウントの一覧

 

System Stored Procedure

一般的に sp_ で始まっています。

ストアドプロシージャ名 特徴
sp_help [object_name] データベースオブジェクト情報を参照
sp_helpdb [database_name] データベース情報を参照
sp_helpindex [table_name] テーブルのインデックス情報を参照
sp_grantlogin ログインアカウントの作成
sp_revokelogin ログインアカウントの削除
sp_denylogin SQL Server のアクセス拒否

 

Command Prompt Tools

コマンドプロンプトから、クエリや一部の管理が可能です。

コマンド名 特徴
osql ODBC を使用してSQL Server と通信します。ひとつ以上の SQL ステートメントを含むバッチファイルの実行が可能です。
bcp SQL Server でデータのインポート/エクスポートが行えます。データファイルからデータをコピーすることもできます。

 

Files

データベースの主要ファイルです。

ファイル名 特徴
*.mdf データベースそのもののファイル。デフォルトではファイル名にデータベース名がつけられる。
*.ldf トランザクションログファイル。デフォルトではファイル名にデータベース名がつけられる。
*.bak バックアップファイル。

 

Instance

インスタンスとは、一台のコンピュータに複数の SQL Server をインストールする際に、区別するための名前です。このアーキテクチャによって、一台のコンピュータに複数の SQL Server があるかのように見せることが可能です。

 

Sort Order

SQL Server のインストール時に照合順序と並べ替えの規則を選択することができます。SQL Server 2000 からは、データベースごと、テーブルごとに設定ができるようになりました。ISO のコードページ順、辞書順、大文字と小文字を区別する、しない、などの設定が可能です。たとえば、検索のデータ出力時のソート順などに影響します。

 

Network

クライアントからのアクセスには、TCP ポート 1433 をデフォルトで使用します。